精神的逃避行

自分について、好きな物について

混沌の都

東京初日の夜、うきうきで深夜徘徊をしていました。

 

浅草付近を歩いていました。


飲み会終わりと思われる男性達、みんな笑いながら挨拶を交わしています。
半分は車で、半分は歩きで帰るのかな?よくわからないけどそんな雰囲気でした。

 

別れた後に徒歩グループは何故か車の前で談笑しています。

 

 


車からはクラクションと罵声とおじさんが飛び出して来ました。

 

そして1人の男に掴みかかると乱闘開始です。


酔っ払っているのか迫力はゼロです、横を見ないふりをして通過しますが、みんな呂律が回っていないのか何を言っているのか全然わかりません。

 

 

早歩きで駅前のネットカフェへ向かいます。


駅の中にコンビニがあったので買い物をしよう寄りました。


すると改札の前から怒鳴り声が聞こえました。ふと見るとそこには顔面血塗れのおじさんが、男と1体1で殴りあっていました。
相手はアジア系の外国人でおじさんは、

「国へ帰れ」などと罵っています。

 

恐ろしい、おじさんだけが血塗れなのも恐ろしい、周りの人がスルーなのも恐ろしい、そこそこの人がいたのに。

 

もしかしたらこの人は僕にしか見えていないのではと考えていたら、駅員さんと警察官が飛んできました。

 

ほっとひと息、ため息にも似たような息を吐いて僕はネカフェへ入っていきました。

 

まさか数時間のうちに2度も殴り合いを目撃してしまうとは...

これが東京...

僕の胸に深く刻まれました。

 

この後ネカフェは隣のおっさんのイビキがうるさすぎて30分も経たずに退散。

またしても早歩きで、ホテルに帰りました。

 

足の痛みを思い出したところで僕は深い眠りにつきました。