精神的逃避行

自分について、好きな物について

いざ東京

到着しました。

 

時刻は午前5時だか6時だか、辺りはうっすらと明るくなり始め、まるで僕のこれからの人生を照らしているかのように感じました。(嘘です)

 

広すぎる道路に高すぎるビル、その中にポツンと立ち尽くしていた僕は、冬の朝の匂いをかぎながら何を考えていたのでしょうか。

 

 

12月でしたのでもちろんかなりの寒さです。
しかしどうしてでしょうか、朝の外の寒さというのは不快感を感じません。
むしろ爽快感さえ感じます。深呼吸したくなりますよね。
体の穴という穴を東京の冷たい風が通り抜けます。

 

「ふう、とうとう来てしまったな、東京」


ボケーッとしていたらもう周りには誰もいません。
バス会社の休憩所があると聞いていたのでそこを目指して歩き始めます。
が、当然の如く迷子になってしまいます。グーグルマップを見ながらにも関わらずです。

15分程さ迷ってたどり着きました。
中はそこそこの広さ、椅子、テーブル、ソファ、シャワー室、お土産まで売っていました。

 

朝ごはんはまたしてもパンケーキにしようと決めていました。
朝の6時からやってるパンケーキ屋なんてありません。
しかしせっかくの東京、室内にいるなんてもったいない!外へ飛び出しました。


当てもなく30分ぐらいですかね、うろうろしたあげく睡魔にボコボコにされて、吸い込まれるようにネカフェに...
仮眠仮眠、2時間だけ...

 


目が覚めた時、パソコンのモニターが僕に今は11時だと教えてくれました。


スマホを確認しても11時です。


やってしまった、これでは普通の休日ではないか

僕は外へ飛び出しました。


朝ごはんは諦めて、お昼ご飯を目指します。


目的地は秋葉原、獲物はラーメン。


これも事前に決めてありました。
秋葉原の町並みを散策しながら外国人をすり抜けラーメン屋に到着。
ひっそりと裏路地に佇むそのお店は、外見だけでその実力を表現していました。

上手い!ということしか覚えていません。

 

その後はそこら辺の観光客と同じように同じようなルートを1通り回りました。
1人でしたのでその歩く速度は群を抜いていました。どいつもこいつも追い抜いて、超高速で秋葉原周辺を観光してやりました。

 

 

夜になり、予約していたカプセルホテルに向かいます。
このカプセルホテルは僕の東京旅に、かなりの恩恵を与えてくれたのです。
なんと1泊2000円、ビックリです。
シャワー付きです。
3000円の部屋もあったのですが、1000円はデカイということで迷うことなくこちらを予約。

外国人旅行者向けのホテルって感じでした。7、8割ぐらいは外国人です。
女性専用のフロアもあって、見事に現代社会に溶け込んでいます。

 

人生初めてのカプセルホテル!!
これまた興奮しない訳がありません。
フロントのおじさんもそれを感じとったのかニヤニヤしながら話しかけてくれました。

 

部屋と言ってもいいのか、広さは体をぐでーん伸ばせる長さプラス、頭の上にちょっとしたスペースがあってそこにはコンセントやらなんやらが、3000円の方にはテレビまであるみたいです。
そしてロッカーまであるんですね、すごい!大きい荷物はここに放り込んで準備は完了です。

フロア全体を見回すと、電子レンジがあったり漫画があったり、なかなかいい感じ、少し薄暗いのもグッドです!!
さらには屋上もあって、そこで交流会の様なイベントもあるみたいです。

 

興奮覚めやまぬ中僕は夜の東京へ繰り出します。
地元と同じような感覚で深夜徘徊に出掛けてしまった訳ですがここは東京、ありとあらゆるものが違うのです。

 

続きはまた次回。


日記は見つかりません。
熱心に書いていたのに。