精神的逃避行

自分について、好きな物について

VS 原宿のカフェ

戦況はかなり不利。文字だけのメニュー、アラジンのランプの様な紅茶、カウンターからの視線。運ばれてこない水。
カップル、OL、ギャル、大学生...
たった1人、

ダサイのはただ僕ひとりだけ。
装備はステテコみたいな短パンと何年も愛用しているTシャツ、背中に刻まれた文字はMexico、意味がわからない。

 

 

2016年8月
僕は東京に来ました。
父親の出張に同行させられました。
初日は父親の知り合いの方々からなんやかんや言われながらお手伝い。

 

 

そして2日目
パンケーキを食べよう、ずっと思っていました。
パンケーキなら原宿じゃね?
そんな安易な考えで電車でGO!
開店直後にも関わらずかなりの人。
もう数分遅ければ待たされることになっていたでしょう。大盛況とはまさにこのことです。


できるかぎり優雅に振る舞いながら案内されたテーブルに着席、
「あれ、メニューがないぞ」
キョロキョロしていると店員さんが持ってきてくれました。
恥ずかしい!!
何事もなかったかのようにメニューを開きます。
文字しか書いてないやん!あぁ!
想像力をふる回転させて注文したのはバナナパンケーキと謎の紅茶。
この紅茶、飲んでもなんて説明すればいいのかわからない味でした。初体験。
東京の人はこんなものを飲んでいるのか...
オレンジジュースとかにすればよかった。
パンケーキの方はというと、めちゃくちゃおいしい!!
トロトロのフワフワってこういうのをいうんですな!これまた初体験!


しかし、なかなか減りません。進みません。くどい...
ココアにも砂糖を入れるほどの甘党の僕がこんなものも完食できないだと!?
と震える僕でしたが、付属品と思われるフルーツを弄りながらの時間稼ぎが功を奏しなんとか完食できました。

 

よし、お腹も周りの視線もいっぱいになったところでお会計をしよう。
「あれ、伝票がないぞ」
キョロキョロしますがなにも起こりません。
とりあえず立ってさらにキョロキョロしてみると店員さんが駆け寄って来ました。
店員さんを呼んでからのお会計だったみたいですね!恥ずかしい!

 

その後は神保町でカレーを食べたり古本屋を巡ったりして1日を潰しました。

 

 

たった2日の東京でしたが、僕に圧倒的な恐怖を植え付けました。