精神的逃避行

自分について、好きな物について

僕の人生、残り全部バケーション

僕の人生、残り全部バケーション!!!

 

東京初日の夜、カプセルホテルの部屋の中で日記帳にそう殴り書きをしたのを覚えています。

 

「今日仕事をやめたばかりなんだ」

「明日から、もう俺の人生、残り全部、バケーションみたいなものだし」 

 

東京滞在中に、本をたくさん読もうと思いました。

自宅から一冊、あとは現地調達です。

 

その記念すべき一冊目が、伊坂幸太郎さん『残り全部バケーション』です。

 

残り全部バケーション (集英社文庫)

残り全部バケーション (集英社文庫)

 

 

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混沌の都

東京初日の夜、うきうきで深夜徘徊をしていました。

 

浅草付近を歩いていました。


飲み会終わりと思われる男性達、みんな笑いながら挨拶を交わしています。
半分は車で、半分は歩きで帰るのかな?よくわからないけどそんな雰囲気でした。

 

別れた後に徒歩グループは何故か車の前で談笑しています。

 

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いざ東京

到着しました。

 

時刻は午前5時だか6時だか、辺りはうっすらと明るくなり始め、まるで僕のこれからの人生を照らしているかのように感じました。(嘘です)

 

広すぎる道路に高すぎるビル、その中にポツンと立ち尽くしていた僕は、冬の朝の匂いをかぎながら何を考えていたのでしょうか。

 

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夜行バス

皆さんは経験したことありますか?
夜行バス、その名の通り夜を行くバス。
ワクワクしますね。

中学生の頃に、父親から『深夜特急』という本を押し付けられました。
簡単に言うと世界をあっちこっち旅する紀行物なのですが、脳内に入り込んでくる映像がリアルなんです。
行ったことも見たこともないような場所や人の映像が鮮明に脳内に映し出されるのです。
はっきりいって文章は何も覚えていません。

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東京にはなかったんだ

東京に行けば何かが変わるんじゃないか、当然何も変わりません。
財布が薄くなったぐらいです。

 

しかし当時の僕からしたら最大限の前向きな思考でした。
言い換えればただの現実逃避でもです。

 

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