精神的逃避行
とうひーこう 【逃避行】
世間をはばかることがあって、あちこち移り歩いたり隠れ住んだりすること。
嫌なことからは逃げ続けてきました、まだ僕のお尻が青かった頃から。
考えるとお腹の痛くなるようなこと、そわそわしちゃうようなこと。
夜眠れなくなって、寝よう寝ようと思えば思う程に不安が増していきます。
心臓の隣に、なにか住み着いたようなあの感覚。
結局は捕まっちゃうんですけどね!!
2年ぐらい前の事です。
大学に行かなくなりました。
やりたいことがあるんだよぉ!
世界へ羽ばたいちゃうわ♪
もうここで学ぶことはないぜ・・・
なんて理由ではありません。まだ入学して1ヶ月とかそこらでしたから。
学内のベストトイレポジションすら把握できていませんでした。
最初は
「1週間だけ休憩しよう」
だったのがいつの間にか
「あ、これ単位無理じゃん、必修だし」
こうなってしまったら僕のことです、当然のように引きこもります。
そして7月・・・僕は大学を辞めます。
その間に僕なりの小さな戦いがあったりなかったりしたのですが、それはまた別の話。
「私は君のことが心配だよ」
最後の日、教授からの言葉です。
「僕も僕のことが心配です」
今ならこう言い返せます。
当時の僕はなんて言ったんでしょうか、お得意のヘラヘラ顔でもなかったと思います。
嫌なことからは逃げ続けてきました、まだ僕のお尻が青かった頃から。
考えるとお腹の痛くなるようなこと、そわそわしちゃうようなこと。
でもまさか、人生から逃げることになるとは。